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公開日:2024/10/02

教えて!あいちゃん

市販のかぜ薬、
選ぶときのポイントは?

症状に応じた薬を選ぶことがポイントです。
複数の症状がある場合は、さまざまな症状に対応する総合かぜ薬を飲んでもいいでしょう。

かぜ薬の役割

かぜの原因となるウイルスは数百種類あると言われているため、かぜを直接治す薬はありません。
そのため、一般的に使用されているかぜ薬は治療が目的ではなく、せきや鼻水などの症状をやわらげるためにあります。
つらい症状を楽にすることで体力の消耗を抑え、回復をサポートするのです。

個別の症状に効く薬

特につらい症状がある場合、その症状に合わせた薬を選びましょう。


  • 成分:アセトアミノフェン、ロキソプロフェン、イブプロフェンなど
  • くしゃみ・鼻水
    成分:クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、ヨウ化イソプロパミドなど
  • せき
    成分:ジヒドロコデインリン酸塩、デキストロメトルファンなど
  • たん
    成分:カルボシステイン、ブロムヘキシンなど
  • 喉の痛み
    成分:トラネキサム酸など

総合かぜ薬

総合かぜ薬には、各種症状に効くいろいろな成分が配合されているため、常備薬としておすすめです。
喉の痛みに特に効くタイプなど、つらい症状ごとにラインアップされている場合もあるので、総合かぜ薬を選ぶときも症状に応じた薬を選びましょう。
複数の成分が含まれている分、ほかの薬と併用すると成分が重複してしまう場合があるので、個別の症状に効く薬との併用は避けましょう。

選ぶときの注意点

  • 薬によっては眠気や口渇の症状が出る場合があります。
  • 服用中の薬と併用できない場合があります。
  • 前立腺肥大症や閉塞隅角緑内障、胃潰瘍などの持病をお持ちの方は服用できない薬があります。
  • 一部の薬には年齢制限があるので、特に小児が服用する場合は注意してください。
  • 4~5日服用しても回復せず、特に細菌感染が疑われるとき(黄色の鼻汁、たんやリンパ腺の腫れ、高熱などの症状)は医療機関を受診しましょう。

不安なことがある場合は、登録販売者や薬剤師にご相談ください。

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