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公開日:2025/03/05

教えて!あいちゃん

アフターピルはどこで購入
できる?

アフターピルの購入には、産婦人科・婦人科などの医師の診察・処方が必要です。
対面での診療はもちろん、オンライン診療を利用して購入する方法のほか、一部薬局での試験販売も行われています。

アフターピルとは?

アフターピルは黄体ホルモン(プロゲステロン)を主成分とする薬で、事後的な避妊を目的とする、いわゆる緊急避妊薬です。
排卵を遅らせる作用などがあり、妊娠の可能性がある性交から72時間以内に服用することで、望まない妊娠を約80%回避できるとされています。
ただし、性交から時間が経つにつれて避妊効果は下がっていくので、なるべく早く服薬することが肝心です。

アフターピルを購入する方法は?

原則として、産婦人科や婦人科などの医療機関を受診し、医師の処方を受ける必要があります。
具体的には、次の3つの方法があります。

1.対面診療

対面で医師の診察を受けたうえで、アフターピルを購入する方法です。
診察後、薬局で薬を受け取れるので、早期に服用できます。
土日祝日にアフターピルが必要な場合は、休日診療を行っている医療機関を探す必要があります。
対面診療が可能な産婦人科医療機関などについては、厚生労働省のホームページを参考にしてください。

2.オンライン診療

一定の要件を満たした産婦人科医または厚生労働省が指定する研修を受講した医師からオンライン診療を受けることで、アフターピルを購入することができます。
オンライン診療を受けた後は、薬局へ足を運び、研修を受けた薬剤師による調剤を受け、薬剤師の面前で内服することとされています(代理での受診や受け取りは不可)。
産婦人科などの医療機関への迅速なアクセスが難しい場合でも、オンライン診療であればスピーディーに受診できるメリットがあります。
オンライン診療に係るアフターピルの調剤が対応可能な薬局および薬剤師については、厚生労働省のホームページを参考にしてください。

3.一部薬局での試験販売

2023年11月28日から、一部の薬局において医師の診察と処方箋なしでアフターピルを購入できる試験販売が始まりました。
16歳以上の女性が対象で、16~17歳の方は保護者の同伴と同意が必要です。
また、薬局へ行く前に、購入希望者本人が薬局へ問い合わせを行う必要があるほか、アンケートへの回答・調査研究への参加同意などが求められます。
現状ではあくまでも試験販売であり、対象店舗は全国339店舗(2024年10月末時点)に限られています。
詳しくは日本薬剤師会のホームページをご覧ください。

個人輸入や通販サイトでの
購入は危険

インターネットなどを通してアフターピルを個人輸入することは避けてください。
国内で認可されていない海外製品では、十分な避妊効果が得られない恐れがあります。
また、粗悪品や偽物だった場合、副作用が生じた際の対応も困難になってしまいます。
わからないことや不安なことがあれば、薬局・薬剤師にご相談ください。

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