エディタV2

公開日:2023/04/11

お役立ち情報

電子処方箋とは?(前編)
メリットをわかりやすく解説

医療にもデジタル化の動き。
さらに便利に安全に

さまざまな業界でデジタル化やペーパーレス化が進んでいますが、医療の世界も例外ではありません。
2023年1月から始まった「電子処方箋」のメリットを知り、賢く活用してみませんか?

あいちゃんの
ポイント解説

point1

薬の情報を一元管理できるしくみが運用開始

過去3年間の薬剤情報に基づき、よりよい医療サービスを受けられる

point2

アイン薬局は電子処方箋に対応

公式アプリ「いつでもアイン薬局」との組み合わせで便利に

※ 電子処方箋対応については、薬局選択または薬局検索時に確認できます。

2023年1月より順次運用開始!電子処方箋とは

電子処方箋とは、これまで「紙」で発行していた処方箋を電子化し、データとして扱えるようにしたものです。
患者さまの同意があれば、複数の医療機関・薬局をまたいで過去3年間の薬剤情報(直近を含む)を医師や薬剤師等が参照可能となるため※1、正確なデータに基づく安心・安全な医療サービスを受けやすくなると期待されています。

※1 マイナンバーカード保険証でのオンライン資格確認が必要です。

電子処方箋導入によるメリット

処方箋が電子化されると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

従来、患者さまが薬を受け取るためには、医療機関に紙の処方箋を発行してもらい、それを薬局へご提出いただく必要がありました。
紙の処方箋は医療機関ごとに発行されるので、複数の医療機関に通っている患者さまは、同じ薬が重複して処方される可能性もありました。

しかし、電子処方箋により薬剤情報を一元管理できるようになったことで、医療機関・薬局はその情報を参照し、同じ効果がある薬の重複や、注意を要する飲み合わせをチェックできるようになりました。
そのおかげで、より安心・安全な薬物治療を受けられるというわけです。

また、患者さまにとっては、全国どこの医療機関や薬局を訪れても、継続的な診療や処方を受けやすいメリットがあります。
災害等の非常時でも心強いしくみです。
さらに、電子処方箋管理サービスの情報はマイナポータル等に連携されるため、患者さま自身でも薬剤情報を把握しやすくなり、健康管理・増進に役立てることができます。

電子処方箋を活用するメリット

電子処方箋を活用するメリット 電子処方箋を活用するメリット

マイナ保険証を使えば、さらに便利に!

電子処方箋は、国が推進する「データヘルス集中改革プラン」の一環で、オンライン資格確認(オンラインで被保険者資格を確認するシステム)を基盤としており、導入する病院や薬局は今後ますます増えていく見込み。
現時点ではマイナンバーカードまたは健康保険証のいずれかでオンライン資格確認を行えますが、2024年秋を目途に従来の健康保険証は原則廃止される方針です。

また、マイナンバーカード保険証(以下、マイナ保険証)での受付(+患者さまの同意)が過去の薬剤情報を提供する前提となっていることに注意が必要です。
マイナ保険証を使えば、さまざまな手続きを簡略化できるうえ、2022年10月1日以降は従来の健康保険証に比べて調剤時の負担額も軽減されています。
これを機に、マイナ保険証への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?

電子処方箋を利用する流れ・薬局で薬を受け取る場合

では、病院やクリニックで電子処方箋が発行されてから薬を受け取るまで、どのような流れで進んでいくのでしょうか?
薬局で薬を受け取るケースに関して、順を追って見ていきましょう。

マイナ保険証を使用

マイナ保険証を使用

病院・クリニック

STEP1受付

オンライン資格確認

顔認証付きカードリーダーにマイナ保険証を置き、本人確認と過去の薬剤情報の提供同意可否を選択し、処方箋の発行形態として「電子処方箋」を選択します。

STEP2診察

STEP3電子処方箋の発行

「処方内容(控え)」が発行されるので、受け取ります。

処方内容(控え)
薬局

STEP4処方箋受付

顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置き、本人確認と過去の薬剤情報の提供同意可否を選択し、薬局に提出する処方箋の発行形態として「電子処方箋」を選択します。

複数枚の電子処方箋をお持ちの場合は、薬局に提出する電子処方箋の枚数を選択できます(一括または個別)。※2

STEP3で発行された書類をご提出ください。※3

STEP5服薬指導

※2 事前に公式アプリの処方箋送信機能等を使用して引換番号を薬局に伝えている場合は、処方箋の種類選択が不要なことがあります。

※3 アイン薬局では「処方内容(控え)」の提出をお願いしております。

健康保険証を使用

健康保険証を使用

病院・クリニック

STEP1受付

口頭で、処方箋の発行形態として「電子処方箋」を希望と伝えます。

STEP2診察

STEP3電子処方箋の発行

「処方内容(控え)」もしくは「引換番号が記載された紙の処方箋」が発行されるので、受け取ります。

処方内容(控え)または処方箋

※図はイメージです

薬局

STEP4処方箋受付

薬局の受付で電子処方箋が発行されている旨を伝え、STEP3で発行された書類を提出します。※4

STEP5服薬指導

※4アイン薬局では「処方内容(控え)」の提出をお願いしております。

公式アプリ「いつでもアイン薬局」は電子処方箋との相性◎

公式アプリ「いつでもアイン薬局」は、電子処方箋との相性がぴったり!
特に「処方内容(控え)」が発行されている場合は、紙の処方箋(原本)は発行されないため、薬局へ提出するステップが不要となります。
そのため、オンライン服薬指導※5を利用すると、薬局に立ち寄ることや処方箋原本を郵送することなく、希望の時間・場所で服薬指導を受け、そのまま決済や薬の配送手配まで完結できます※6、※7
オンライン服薬指導を受ける場合の流れは後編の記事でご紹介するので、ぜひ活用をご検討ください。

※5 この場合は健康保険証をご利用いただくことになります。また、薬の配送料についてはご利用いただく薬局までお問い合わせください。

※6 引換番号が記載された紙の処方箋をお持ちの方は、処方箋の有効期限内(発行日を含めて原則4日間)に薬局に提出していただく必要があります。

※7 電子処方箋対応については、薬局選択または薬局検索時に確認できます。

難しそうに感じるかもしれませんが、実はシンプルなしくみです。公式アプリ「いつでもアイン薬局」も活用しながら、ぜひメリットを享受してください。

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