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公開日:2024/06/05

教えて!あいちゃん

熱中症になると、
どんな症状が現れる?

軽い立ちくらみから、命の危険を伴う高体温や意識障害まで、さまざまな症状が現れます。

熱中症とは?

熱中症は、体温上昇により体内の水分やナトリウムのバランスが崩れたり、体温調節機能が正常に働かなくなったりすることで、さまざまな症状を引き起こす状態です。
炎天下で発症するイメージが強いですが、屋内でもリスクがあるので注意してください。
熱中症の重症度はI~III度に分けられています。

I度(現場での応急処置で対応できる軽症)

立ちくらみや筋肉のこむら返りが起こります。
大量の汗をかき、体内の水分やナトリウムが失われていきます。

II度(病院への搬送を必要とする中等症)

全身の倦怠感や虚脱感、頭痛、吐き気・嘔吐などが起こります。
「いつもと様子が違う」程度の意識障害が起こる場合があります。

III度(入院して集中治療の必要性のある重症)

この段階になると汗をかくことができなくなり、身体に触ると熱いと感じるほど、体温が著しく上昇します。
意識障害(呼びかけても反応しないなど)やけいれんが起こります。
同時に肝障害や腎障害を起こし、死に至る可能性もあります。

もし熱中症になってしまったら、慌てず落ち着いて状況を確認し、身体を冷やす・救急車を呼ぶなどの対応をとりましょう。

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