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公開日:2025/02/05

教えて!あいちゃん

税金が戻ってくる?
医療費控除とは

病気やけが、出産などで高額の医療費を支払った方の経済的負担をサポートするため、所得控除により税額を抑える制度です。

医療費控除とは?

医療費控除は、年間(1~12月)で10万円超の医療費を支払った場合、確定申告において所定の手続きをすることで税金が軽減される仕組みです。

医療費控除の仕組み

所得から差し引くことができる額は「年間医療費の合計額-10万円(その年の総所得金額が200万円未満の人は、総所得金額の5%の金額)」で、最高200万円までとなります。
たとえば、総所得金額300万円の人が年間50万円の医療費を支出した場合、40万円が課税所得から引かれ、残りの260万円をベースに税額が計算されることになります。

また、保険会社からの保険金や給付金、高額療養費、出産育児一時金などで補てんされる金額は年間医療費の合計額から差し引く必要があります。

医療費控除額の計算方法

医療費控除の対象となるのは、確定申告を行う本人(会社員でも確定申告が必要)と、その配偶者をはじめとする親族です(生計同一の場合に限る)。
この範囲であれば、複数人の医療費を合算して医療費控除の対象とすることができます。

医療費控除の対象となる費用

大まかに分類すると、病気・けがの治療や出産などに必要不可欠な費用は医療費控除の対象、不可欠といえないものは対象外となります。

  • 対象
    医師・歯科医師による診療費・治療費、治療や療養のための医薬品の購入費(一部のOTC医薬品も含む)、通院のための交通費、介護保険施設の入所費用、おむつ代(条件あり)など
  • 対象外
    健康増進や疾病予防のための医薬品の購入費、人間ドックや健康診断の費用、メガネやコンタクトレンズの購入費など

対象となる費用について、詳しくは国税庁ホームページをご確認ください。

医療費控除の注意点

医療費控除を受けるためには、対象医療費の支出を証明する領収書やレシートが必要です。
これらは確定申告をしてから5年間は保管する必要があります。
また、医療費控除を受ける場合はセルフメディケーション税制を利用できないので注意してください。

セルフメディケーション税制については「知らなきゃ損?セルフメディケーション税制とは」で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

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