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公開日:2024/12/04

教えて!あいちゃん

市販薬と処方薬の違いは?

市販薬は、効き目が穏やかで比較的安全性の高い薬が多いとされています。
一方、処方薬は使用にあたって医師や薬剤師の判断・管理が必要とされています。

市販薬は使用者の判断で
購入・使用が可能

市販薬は、症状が軽めの段階で使用するよう作られています。
医師の処方なしに薬局やドラッグストアなどで購入でき、一般用医薬品と要指導医薬品に分けられます。
一般用医薬品は、安全性などの観点から第1~3類に分けられ、それぞれ販売方法に決まりが設けられています。
また、要指導医薬品は、医療用医薬品から市販薬に転用されたばかりの薬などが該当します。
要指導医薬品や第一類医薬品を購入の際は、薬剤師から説明を受ける必要があります。

なお、薬のアレルギーをお持ちの方や血液検査で注意が必要な項目がある方は使用できない薬があるので、薬剤師や登録販売者へご相談ください。

処方薬の受け取りには
処方箋が必要

処方薬は、医療用医薬品とも呼ばれ、医師が発行する処方箋に基づいて調剤される薬です。
医師は診察や血液検査の結果から有効性・安全性を加味し、一人ひとりの症状に合わせて薬の種類や用法・用量を決定します。

医療用医薬品が市販薬に
転用されることも

医療用医薬品から市販薬に転用されたものをスイッチOTC(OTC=Over The Counter)と呼びます。
もともと医療用医薬品として使われていた薬を、受診せずに手軽に購入できることから、近年注目されているセルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること)の手段としても活用することができます。

医療用医薬品の価格は
全国一律

医療用医薬品は薬価(国が定める公定価格)が決められており、価格は全国一律です。
薬価は年に1度定期的に見直されています(薬価改定)。

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