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公開日:2024/09/04

教えて!あいちゃん

処方された薬、
他の人が使っても良い?

同じ症状でも年齢によって使う薬が異なる場合があるため、自分以外の人に使用してはいけません。
また、小児や高齢者は成人と用法・用量が異なることや使用できない薬があることも理由のひとつです。

同じ症状でも使用する薬が違う

医療用医薬品の場合、医師の診察を経て、その人の体質に合ったものが処方されます。
たとえ同じ成人でも、腎機能や肝機能に応じて用法・用量が異なることがあります。
また、ほかに使用している薬や持病などとの組み合わせで、薬が変わることもあります。
こうした理由から、自分以外の人が使っても、必ずしも同じ効果を期待できるとは限りません。

小児や高齢者の用法・用量は成人とは違う

小児や高齢者が使用する薬の用法・用量は、成人とは大きく異なることが多いので注意が必要です。
小児の場合、身体の大きさが成人とは異なることや各臓器が未発達であることから、薬を吸収する力や排泄する力が異なるため、年齢や体重に合わせて用法・用量が調整されています。
また、高齢者の場合は、加齢により肝臓や腎臓の機能が衰え、薬が体内に長くとどまりやすいことを考慮して、用法・用量が調整されています。

自己判断で用量を加減するのはNG

同じ症状でも年齢や体質などによって薬の正しい使い方は異なるので、自己判断での用法・用量の変更は避けてください。
特に、成人用に処方された薬を自己判断で半量にして小児に使用することはできません。
小児にとって過剰摂取になり、副作用が出る恐れがあるためです。
医師はさまざまなことを考慮して処方する薬やその用法・用量を決めているので、指示を守って使用してください。

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