薬局のお悩み解決Q&A
薬の一包化とは?
メリットと注意するポイント
「一包化」は、薬の飲み間違いを防ぐ便利ワザ!
服用する薬の種類が多ければ多いほど、薬の管理は煩雑になりがち。
例えば、飲み間違えたり、1錠ずつ取り出すのが面倒だったり……。
こうした場合は、一包化を活用してみましょう!
Q.お悩み
服用している薬の種類が多い(例:朝2種類、昼3種類、夜4種類)
薬によって1回1錠、1回2錠と服用する錠数が異なる
苦労して1週間分の薬を仕分けてみたものの、正確か心配
A.解決策
服用のタイミングが同じ薬を、1回の服用分ずつ1袋におまとめします。
薬がまとめてあるので正確に服用できる
薬を1錠ずつ取り出す負担が減る
薬剤師が仕分けしてくれるので正確
一包化とは?
一包化とは、服用のタイミングが同じ薬を、1回の服用分ずつ1袋にまとめることです※1。
薬の種類が異なっていても、錠数がいくつであっても大丈夫。
複数の医療機関で処方された薬や同じ医療機関の複数の診療科で処方された薬をまとめることも可能。
すでに処方されている手元の薬を持参し、合わせて一包化することもできます。
一包化のイメージ
一包化のメリット
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1
服薬管理の煩雑さがなくなる
どのタイミングでどの薬を服用するか一目瞭然です。
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2
指示された用法・用量を遵守できる
特に薬の種類が多い患者さまにとって、飲み間違い(飲み忘れ、飲み過ぎ)の防止になります。
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3
1回分の袋を開けるだけでOK
ハサミを使わなくても開封できる袋なので、手や指先を動かしにくい患者さまの負担が減ります。
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4
PTP包装シート※2の誤飲リスクを
低減できる誤ってPTP包装シートを飲み込んでしまった場合、食道や胃腸などの消化管を傷つける可能性があります。
※2 PTP包装シート:錠剤やカプセルを包装する方法のひとつ。プラスチック製またはアルミ製で、薬が湿気や紫外線などで変質したり、破損したりするのを防ぐ。
乳幼児や高齢者(視力低下や認知症がある方など)が誤飲する事故もありますが、その予防にもなります。
一包化の流れ
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STEP1
薬剤師に相談
一包化を希望する場合、まずは薬剤師にご相談ください。
処方内容によっては、薬局から処方医に確認します。 -
STEP2
調剤
薬を包装からすべて取り出し、一包化していきます。
患者さまが希望する内容(飲む日付やタイミング、薬剤名など)を袋に印字できます。
一包化にあたって
注意するポイント
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適さない薬がある
吸湿性が高い薬や遮光が必要な薬など、一包化できないものもあります。
乾燥剤や遮光袋を使うことで一包化できることもありますが、その場合はそれらを破棄しないでください。 -
使用期限
一包化の過程で薬が外気に触れるため、使用期限は未開封の場合よりも短くなります。
※処方指示の期間通りに薬を飲む分には問題ありません。 -
費用
一包化には基本的に手数料が発生します。
窓口負担金額は加入する医療保険により多少異なるので、薬剤師にご確認ください。
参考例:28日処方で408円、43日以上の処方で一律720円(3割負担の場合)
公式アプリの活用で
さらに便利に!
薬の内容によって異なりますが、一包化しない場合に比べると、調剤に時間がかかります。
そこでおすすめなのが、公式アプリ「いつでもアイン薬局」。
アプリの年会費・入会費・システム利用料はかかりません※3。
「オンライン服薬指導」のサービスを使えば、ご自宅から薬の説明を受けることができ一包化された薬の自宅配送も可能※4。
「安心お薬サポート」のサービスを使えば、一包化の相談をしたいときや、一包化した薬の内容を忘れてしまったときも、気軽に問い合わせできます※5。
- ※3 アプリ利用時の通信料はご利用者さまのご負担となります。
- ※4 薬の配送料については、ご利用いただく薬局までお問い合わせください。
- ※5 ご利用には公式アプリにおいて「アイン薬局とつなぐ」のご登録が必要です。