薬局プレアボイド
飲み合わせ
事例27 薬の飲み合わせを考慮し減薬を提案
ある種の薬は飲み合わせによって、服用する量の調節が必要になることがあります。
薬剤師が現在服用している薬や新たに処方された薬の飲み合わせを確認して、適切な服用量を提案させていただきます。
飲み合わせに注意が必要な薬が処方された患者さまの事例
<処方内容>
A科 ニルマトレルビル・リトナビル(抗ウイルス薬)
B科 レンボレキサント錠5mg 1錠 1日1回 就寝直前(不眠症治療薬)
処方変更
レンボレキサント錠
1回5mgから2.5mgへ減量
以前からB科でレンボレキサント錠を服用している患者さま。
新型コロナウイルス陽性のため、A科からニルマトレルビル・リトナビルが処方された。 レンボレキサント錠の体内での代謝メカニズムを考えると、ニルマトレルビル・リトナビルとの併用で減量が必要であると考えられる。 しかしながら、ニルマトレルビル・リトナビルの投与前に確認することとなっているチェックシートにはレンボレキサント錠との飲み合わせについては掲載されておらず、A科医師からは特段の指示はなかった。 B科医師に薬の特性を情報提供し、レンボレキサント錠を減量する処方変更がおこなわれた。