薬局プレアボイド
飲み合わせ
事例33 薬の飲み合わせを考慮し、服用タイミングの変更を提案
薬によっては他の薬と同じタイミングで飲むと効果に影響が出てしまうことがあります。
薬剤師は患者さまごとに服用している薬、サプリメント、生活習慣などを考慮して適切な飲み方を提案させていただきます。
セマグルチド錠の起床時とリナクロチド錠の朝食前の併用において服用タイミングの変更を提案した事例
<処方内容>
セマグルチド錠3mg 1錠 1日1回起床時(2型糖尿病治療薬)
リナクロチド錠0.25mg 2錠 1日1回朝食前(便秘症治療薬)
処方変更
リナクロチド錠0.25mgの服用タイミングが朝食前から昼食前に変更
リナクロチド錠0.25mgを朝食前に服用されている患者さまに、今回初めてセマグルチド錠3mgが処方された。
セマグルチド錠は服用してから30分間は食事や他の薬の服用は避ける必要がある薬。また、リナクロチド錠0.25mgは食前(食事の20~30分前)に服用する必要がある薬。
このため、今回の処方では起床から朝食まで1時間程度の間隔が必要であるが、患者さまからは起床から朝食まで30分程度の間隔であるとうかがった。
リナクロチド錠0.25mgの服用タイミングを変更した方がよいと考え、医師に問い合わせたところ、リナクロチド錠0.25mgが昼食前に変更となった。