事例36 薬による血圧上昇の副作用の可能性を情報提供し、薬の切り替えを提案

重大な副作用の高血圧を疑い、代替薬を提案した事例

＜処方内容＞
ミラベグロン錠（過活動膀胱の治療薬）

ミラベグロン錠を半年前から服用している患者さま。
血圧を伺ったところ、半年ほど前から血圧が上昇し始め、現在は収縮期血圧が190mmHgと高値であることを確認した。
ミラベグロン錠の服用開始と血圧が上昇し始めた時期が重なることと、ミラベグロンの注意すべき副作用に高血圧があることから、薬剤師はミラベグロンによる副作用を疑った。
医師に副作用の可能性を情報提供し、血圧への影響が少ないと考えられるビべグロン錠への切り替えを提案したところ、ビべグロン錠へ変更となった。
後日、電話による体調確認を行い、収縮期血圧が150mmHg程度まで徐々に低下してきていることを確認した。