薬局プレアボイド
医師との連携
事例07 血液検査値から腎臓の働きを予測し、処方変更を提案
腎臓や肝臓の働きが低下している場合、薬が強く効きすぎてしまう場合があります。
血液検査の結果を確認することで、患者さまの腎臓や肝臓の働きに応じた薬の量になっているか確認させていただき、必要に応じて薬の量の変更を医師と検討していきます。
腎臓の働きに合わせた薬に処方が変更となった患者さまの事例
<処方内容>
クエン酸第一鉄(鉄剤)
<他院処方の併用薬>
リバーロキサバン(血栓予防薬)
鉄剤が新規に処方されていたため患者さまにお話を伺ったところ、腎臓が悪くなっていることが原因とのことだった。
血液検査結果からも高度の腎障害(Ccr推定値=約12mL/min)であることがわかったが、お薬手帳より他院からの処方で血栓予防薬のリバーロキサバンを服用されていた。
処方変更前
リバーロキサバン
(血栓予防薬)
処方変更後
ワルファリンへ変更
リバーロキサバンをこの患者さまの腎臓の状態で用いることは避けるべきであり、処方医に腎臓の検査値を伝えたところ、腎臓の働きが低下していても使用できるワルファリンへ変更となった。