薬局プレアボイド
医師との連携
事例17 在宅医療ネットワークを活用した医療安全の提供
質の⾼い医療提供体制や地域包括ケアシステムの構築のためにICT(情報通信技術)を活用した地域医療情報連携ネットワークを導入している地域があります。
地域医療情報連携ネットワークは、患者さまの同意のうえでカルテ情報などを電子的に医師や薬剤師・訪問看護師・訪問介護士等が共有することでスピーディな連携が可能となり、地域の患者さまにより安全な医療を提供できます。
在宅医療ネットワークにより訪問看護師と連携した薬の副作用への対応
<処方内容>
ハロペリドール(制吐剤として使用)
処方変更前
ハロペリドール
(制吐剤として使用)
処方変更後
中止
在宅でがん治療を続けている患者さま。複数の制吐剤を使用しているが吐き気が改善されないため、先日ハロペリドールが処方となった。在宅医療ネットワークを使って「患者さまからそわそわする感じがすると相談があった」と訪問看護師からの報告があった。薬剤師が訪問した際にも同様の訴えを確認し、ハロペリドールの副作用の疑いがあることから、服用継続について医師に問い合わせたところ服用中止となった。