薬局プレアボイド
薬の飲み方・使い方
事例16 吸入薬の操作が難しい場合に補助器具を用いてサポート
喘息などの治療薬には内服薬だけではなく吸入器を用いて薬を吸う吸入薬という剤形があります。
吸入薬は吸入器への薬剤セットなどの操作が必要ですが、その操作に力が必要な場合があります。
そうした動作をサポートするための補助器具が製薬メーカーから提供されている吸入薬もあるため、 薬剤師は、吸入薬を適切に使用できるように、患者さまの状況に応じて、こうした補助器具を提案させていただきます。
吸入薬の補助器具を提案した事例
<処方内容>
ブデソニド・ホルモテロール配合吸入粉末剤 (喘息の吸入薬)
吸入薬が処方されているが、関節リウマチで手のこわばりが強く、吸入器をうまく握ることができず、 ご自身での吸入器の操作が難しいとのこと。
当該薬は吸入器を握りやすくする補助器具があるため薬剤師から提案。「それは知らなかった。試してみたい」とのことで、使用方法を説明しお渡しした。
後日、使用感をうかがうと「とても使いやすく、家族に頼まなくても自分で操作できるようになりました。」とおっしゃっていただいた。