薬局プレアボイド
医師との連携
事例29 医療機関のカンファレンス(治療計画や方針に関する会議)に参加し、適切な薬物療法を医師に提案
現在、がんの治療は外来通院で点滴によって行われるケースが多くなっています。 しかし、この治療内容はほとんどの院外処方せんには記載されていません。 このため患者さまの病院内での治療内容を薬局薬剤師がお聞きすることあります。 病院によっては、薬局薬剤師もカンファレンスに参加し、患者さま同意のもと情報共有いただくことがあります。 病院と薬局が連携することで、より適切な治療を行えるようにサポートいたします。
抗がん剤治療に対する吐き気止めが処方されなかった患者さまの事例
<処方内容>
イリノテカン単独療法(院内での抗がん剤治療)
処方変更
デキサメタゾン錠4mgが追加
(抗がん剤による吐き気を抑える薬)
1回1錠
1日2回朝昼食後 2日分
カンファレンスに参加し、患者さまがイリノテカン単独療法を再開する予定であることを事前に把握していた。 通常、イリノテカン単独療法では注射翌日以降の吐き気を抑える薬が処方される。
しかし、治療当日に吐き気を抑える薬が処方されていなかったため医師に問い合わせた結果、処方が追加になった。