薬局プレアボイド
薬の飲み方・使い方
事例10 高齢者施設のスタッフの声から、管理しやすいように調剤の方法を変更
高齢者施設には多くの患者さまが入居されているため、薬の管理が煩雑になることがあります。
薬の種類や飲むタイミングが少しでもわかりやすくなるように、薬局でも工夫して薬をお渡しするように心がけています。
管理しやすいように調剤方法を変更した患者さまの事例
<処方内容>
沈降炭酸カルシウム(高リン血症治療薬)
高齢者施設に入居されている透析治療中の患者さま。
「食事をとらなかった時にどの薬を中止すればよいか判断に困る」と施設スタッフより相談を受けた。
処方変更前
すべての処方薬を一包化(パック)
処方変更後
欠食時は飲まない薬を分けてお渡し
処方されている薬には余剰なリンを下げる薬が含まれていたが、食事をとらなかった場合はリンの摂取量も減るため、服用の必要性について医師に確認をしたところ、欠食時は飲まなくてよいとの返答を得た。
薬を朝昼夕等に分けて一包化(パック)にしていたが、リンを下げる薬は中止しやすいように別のパックに分け「欠食時は飲まない」とパックに印字してお渡しすることとした。