ダイバーシティ&インクルージョン

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当社グループでは、多様性を尊重し、社員一人ひとりの能力や個性を最大限に発揮できるよう支援することによって「お客さまの元気と笑顔」の実現につながっていくと考え、さまざまな取り組みを推進しています。

ダイバーシティ&インクルージョンの基本的な考え方

アイングループは、ダイバーシティ&インクルージョンをサステナビリティ経営におけるマテリアリティ(重要課題)のひとつとして捉えており、多様な働き方やキャリア形成を生かすことで、イノベーションを生み出すことができると考えています。その実現に向けて、性別、年齢、国籍、人種、信条、宗教、社会的身分、出身、障がい、性的指向、性自認等にかかわらず互いを認めあえるよう、働きやすい環境整備と働きがいのある組織づくり等、多様性の推進に積極的に取り組んでいます。

推進体制

2020年設置のサステナビリティ委員会内に、ダイバーシティ&インクルージョン推進チームを発足し、女性の登用計画や両立支援、LGBTQの対応等について具体的な施策に取り組む等、さらなる推進を図っています。

アイングループ女性活躍推進方針

アイングループは特に女性の多い企業であり、全体の81.8%(2024年4月末時点)を占めています。女性の活躍推進に積極的に取り組み、結婚・出産という生活環境の変化の中でも安心して仕事を続けることができるよう制度を整えるとともに、さらに活躍できるようキャリアアップに向けた研修を導入し、女性管理職比率の向上を目指していきます。

プラチナえるぼし認定の取得

女性活躍推進法に基づき、行動計画の策定・届出を行った企業のうち、女性の活躍に関する取り組みの実施状況等が優良な企業は、都道府県労働局への申請により、厚生労働大臣より「えるぼし認定」を受けることができます。主要事業会社である株式会社アインファーマシーズは2018年3月に「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5つの基準すべてを満たし、「えるぼし」の最高段階である“3段階目”の認定を受けています。さらに2024年6月にえるぼし認定企業のうち、特に優良な企業に対して認定される「プラチナえるぼし認定」を取得しています。

アイングループワークライフバランス実現方針

アイングループは、企業理念である「まず、社員が幸せを感じられる会社」であることが満たされてこそ、はじめてお客さまのために全力が尽くせると考えております。そのため、ワークライフバランスの実現に向け、有給休暇取得率の向上や残業時間の削減に積極的に取り組んでいきます。

プラチナくるみん認定の取得

次世代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、育成される環境を整備するために、2005年4月1日施行された「次世代育成支援対策推進法」における基準を満たし、主要事業会社である株式会社アインファーマシーズは2015年4月に子育てサポート企業として「くるみん認定」を受けています。さらに2023年7月にくるみん認定より高い水準の取り組みを行っている企業が、認定を受けることができる「プラチナくるみん認定」を取得しています。

プラチナくるみんのロゴ。子育てサポートしていますと書かれている。

女性の活躍推進、多様な働き方の支援・制度

出産・子育ての両立支援・制度

出産・育児をしながら働く社員を支援する制度を整備し、ライフイベントの変化の中でも、キャリアが継続できる環境を整えています。また、夫婦で共に育児に取り組むことの重要性から、男性の育児休業取得も推奨しています。2023年度は47人の男性社員が育児休暇を取得し、男性の育児休業希望者は100%取得できる体制を整えています。子供の看護のための休暇や、病児保育の利用料補助など、子育てしながら活躍できる職場づくりに向けて取り組んでいます。

出産・子育ての両立支援・制度
育児休業 子どもが最長2歳になるまで取得が可能
育児短時間勤務 子どもが小学校に入学するまでの間、最大2時間の勤務時間短縮が可能
労働時間選択制度 子どもが小学校入学以降も、週32時間の勤務時間短縮が可能
育休復帰前研修 産休・育休復帰の一部社員を対象とした研修を実施

労働時間選択制度

当社グループは、社員一人ひとりのライフスタイルにあわせた働きやすい環境の提供を目的に、働き方改革を推進しています。2020年5月からは、正社員を対象に、労働時間の選択制度を導入。これまでの1週間当たり労働時間40時間(変形労働時間制)より、1週間当たりの労働時間を32時間・40時間・その他の3区分からの選択を可能にすることで、子育てや介護等、社員の働き方に柔軟に対応するとともに、それらに限らず多様化する働き方に対して、ライフスタイルにあわせた時間帯で働くことを実現しています。

社員区分制度

多様な働き方へのニーズが高まる中、社員自身がライフプランやキャリアを計画できる環境を提供するため、また一方で医療における課題のひとつである医療従事者の偏在化を解決するために、当社グループでは2008年より薬剤師職及び一般販売職において社員区分(ナショナル社員※1、狭域・広域エリア社員※2、自宅通勤社員)制度を導入しています。また2022年からは、医療事務職にも対象を広げ、より働きやすくより地域に貢献できる体制づくりを図っています。

※1 全国のさまざまな職場やステージで活躍できる区分
※2 薬剤師職のみ対象。選択した一部エリアで地域に根差し幅広く活躍できる区分

在宅勤務制度

社員が個々のワークスタイルを確立し、フレキシブルで効率の良い業務ができる就業環境のひとつとして、2018年より在宅勤務制度を導入しています。
在宅勤務制度

副業・兼業の認可

生涯に渡る社員のキャリア開発にもつながるとして、2021年に副業・兼業について認めるため規則・規程の一部改定を行いました。柔軟な働き方ができる環境整備を進めることで、多様な価値観を身につけ、より幅広いキャリア形成へのニーズに応えています。

介護休業制度

介護の必要なご家族を持つ社員は、対象の家族1人につき、原則通算93日間の範囲で介護休業制度を利用する事ができます。
介護休業を利用しない場合にも、労働時間選択制度のなかで短時間勤務などの制度を利用する事ができ、ライフスタイルにあわせた勤務が可能です。
また、仕事と介護の両立支援のため、社員向け・管理者向けの動画コンテンツを社内イントラにて配信しており、さまざまな状況においても働きやすい環境づくりに向けて取り組んでいます。

多様な背景・個性を持つ社員の活躍推進

障がい者雇用の推進

障がい者が安心して働きがいを持ち、社員一人ひとりがより働きやすく、また活躍できる環境づくりに取り組んでいます。2024年6月1日時点において、アインホールディングス(社員数189人)では障がい者雇用率が2.64%、主要事業会社である株式会社アインファーマシーズ(社員数11,128人)では2.56%となっており、さまざまな部署で活躍しています。
当社グループでは、特例子会社の設置は行わず直接雇用を基本としており、障がい者雇用の専任者増員による人員体制の強化とともに、既存社員に向けた障がい者雇用に対する理解を促す研修の実施や、入社後の定期面談の実施、専用相談窓口の設置等を行っています。
今後も、バリアフリー化や配慮等職場環境整備を進めながら、グループ各社と連携し、障がい者の職域拡大、雇用促進を図っていきます。

シニア雇用の推進

定年退職後も継続就業を希望する社員の再雇用制度等により、自社内に限らずそれまで長年培った経験やスキルを引き続き生かしながら、若い世代への技能伝承も行えるよう環境整備に努めています。2024年4月末現在において、65歳以上の社員は193人となっています。

定年後再雇用制度

60歳で定年退職を迎えた社員が希望した場合、原則として満65歳まで就業できる再雇用制度です。
当社グループでは、定年退職者のうち半数以上が定年退職後も引き続き活躍しています(2024年4月末現在)。長年培った経験や知識を生かし、かつ若い世代への技術の伝承を行うことで、専門性の高いプロフェショナル集団の形成を図っています。

退職者再雇用の推進

諸事情により一旦グループを離れた方が、その間に培った知識・スキル、キャリア経験、人生経験を生かし、多様な価値観、多彩なキャリアを持った人材として復職していただく制度を導入しています。

退職者復職制度

出産・育児・介護等家庭の事情等により当社グループを退職された社員が、これまでの経験や知識を生かして復職できる制度です。(2006年10月1日より実施)
社員の働き方の選択肢を広げ、活躍の場を広げることを目的としています。

キャリア(中途)採用の推進

必要とする技術や知識、経験を持つ人材を即戦力として導入する中途(キャリア)採用にも力を入れています。外部環境の変化にあわせて、デジタル推進本部・人事部等の管理部門の強化や、各事業で新たに求められるスキルや経験を持つキャリア人材の採用等、2023年度には561人が新たに入社しました。多様なキャリアを生かすことで、これからもイノベーションを生み出していきます。

女性・中途採用者・外国人の管理職登用状況

当社グループは、性別や年齢、国籍、経歴等にかかわらず、多様なキャリア形成のための体制や評価制度等、さまざまな取り組みや制度の整備を積極的に行っています。今後も制度や働く環境の整備の拡充を図るとともに、管理職候補の社員を幅広く選定し、新たな業務や部門へのチャレンジを通して、キャリア形成を支援していきます。
当社グループの課題のひとつは、女性管理職者を増やし企業文化の変革を加速させることであり、2025年度までに取締役の女性比率を1/3以上、管理職の女性比率を40%へ引き上げることを目標としています。

女性・中途採用者・外国人の管理職への登用について
女性管理職
2023年度実績 女性取締役:4人/11人(36.4%)
女性管理職:746人/2,027人(36.8%)
2025年度目標 女性取締役率:1/3以上
女性管理職率:40%
中途採用管理職
2023年度実績 管理職:9人
2025年度目標 当社の必要となる新しい技術・スキルは外部環境等により変動するため、測定可能な目標は設定していません。
外国人管理職
2023年度実績 管理職:3人
2025年度目標 当社の事業のほとんどが国内中心(売上発生や従業員の勤務する地域)に行われている特性に鑑みて、測定可能な目標は設定していません。

※実績は2024年4月末時点
※取締役はアインホールディングスのみ
※管理職は本部の係長、薬局長、店長以上
※中途採用 管理職は年度ごとに管理職として採用した中途採用者数

LGBTQの取り組み

ダイバーシティの推進として、社員一人ひとりがそれぞれの個性を充分に発揮し、活躍できる環境・仕組みを整えており、LGBTQについての取り組みも積極的に進めていきます。
アイングループの役員・社員一人ひとりが、日々守るべき基本的な行動を定めた「アイングループ行動指針」において、2017年に改定を行い、性的指向・性自認への差別とハラスメントの禁止を明文化しています。

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